
著者 / Author
柴 悠介
株式会社リクステップ CEO / K-Drive株式会社 CTO。100社以上への助成金・補助金申請サポート実績。本記事は厚生労働省「令和8年度 雇用・労働分野の助成金のご案内(簡略版)」(令和8年4月8日版)およびJEED・各コース公式パンフレットを一次資料として作成。
詳細解説記事あり——まずここから確認
リクステップで詳細記事を公開済み。支給額・要件・計算例・Q&Aを完全解説しています。
採用・雇用——ハローワーク経由で採用コストを削減
就職困難者の採用と組み合わせることで採用コストを実質的に大幅削減できる制度群。
トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)
月4〜5万円 × 最大3ヶ月
1人あたり最大12万円(母子・父子家庭は最大15万円)
就職困難な求職者をハローワーク等の紹介で3ヶ月間試行雇用した場合に支給。採用ミスマッチを防ぎながら助成が得られる。就業規則改定不要で手続きが比較的シンプル。最短5ヶ月程度で受給可能。
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)
60万〜240万円
対象者の種別×企業規模で変動・6ヶ月ごと申請
高年齢者(60歳以上)・障害者・母子家庭の母等をハローワーク等の紹介で採用し継続雇用した場合に、雇用開始から1〜3年間・6ヶ月ごとに分割で助成。採用後の手続きでもOK。重度障害者(3年間・中小)は最大240万円。
キャリアアップ助成金(賃金規定等改定コース)
1人あたり4〜7万円
1事業所・1年度100人まで / 昇給制度新規導入で+20万円
有期雇用労働者等の基本給賃金規定を3%以上増額改定した場合に助成。引き上げ率によって4段階。昇給制度を新規導入した場合は1事業所1回限り+20万円の加算あり。正社員化が難しい場合でも活用できる。
キャリアアップ助成金(短時間労働者労働時間延長支援コース)
最大75万円
小規模(30人以下):1年目50万+2年目25万 / 中小:最大60万円
週の所定労働時間を5時間以上延長し、社会保険に新たに適用させた場合に助成。「年収の壁」対策として新設。パート・アルバイトの社会保険加入促進と企業の助成金受給を両立できる。小規模企業(30人以下)は最大75万円と手厚い支援。
高齢者雇用——定年延長・継続雇用で大きく受給
令和8年4月8日に大幅改定。申請先はJEED(労働局・ハローワークでなく)なので特に注意。
65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)
15〜240万円
R8.4.8改定:受給額を15〜240万円に変更・1回限り制限も廃止
65歳以上への定年引き上げ・定年廃止・66歳以上への継続雇用制度の導入を実施した事業主に定額を助成。70歳以上への延長や定年廃止(対象被保険者10人以上)で最大240万円。令和8年度から1事業主1回限りの制限も廃止されより活用しやすくなった。
65歳超雇用推進助成金(高年齢者評価制度等雇用管理改善コース)
対象経費の60%(初回は50万円みなし)
中小企業の初回:最大30万円(50万×60%)
55歳以上の高年齢者向け雇用管理制度(評価制度・研修・フレックス・短時間勤務等)を整備した場合に専門家委託費・システム導入費等の60%を助成。初回は経費の実額に関わらず50万円とみなすため、確実に30万円(中小)を受給できる。
65歳超雇用推進助成金(高年齢者無期雇用転換コース)
30万円/人(中小企業)
1年度1事業所10人まで(中小企業以外は23万円)
50歳以上・定年年齢未満の有期契約労働者を無期雇用に転換した場合に1人30万円を助成。計画期間は2〜3年。定年引き上げが難しい場合の現実的な選択肢。無期雇用転換計画書を計画開始の6〜3ヶ月前までにJEEDへ提出が必要。
育児・介護両立支援——詳細記事未掲載のコース
両立支援等助成金のうち、介護離職防止・育休中等業務代替以外の3コース。
両立支援等助成金(出生時両立支援コース:子育てパパ支援助成金)
1人目20万円 / 2・3人目10万円
第2種(育休取得率上昇):最大60万円
男性労働者が子の出生後8週以内に育休を取得した場合に支給(第1種)。さらに育休取得率が30%以上向上し50%以上を達成した場合は追加で60万円(第2種)。男性育休取得促進が法改正で注目される中、取り組みを始めやすいシンプルな制度。
両立支援等助成金(柔軟な働き方選択制度等支援コース)
20万円(2制度)/ 25万円(3制度以上)
1事業主・1年度5人まで
育児中の労働者向けにフレックス・テレワーク・短時間勤務・保育費用補助・子の看護休暇等の制度を2つ以上導入し、対象労働者が実際に利用した場合に助成。「柔軟な働き方支援プラン」の作成・面談・周知が必要。健康経営との親和性高。
両立支援等助成金(不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース)
30万円 × 最大3項目 = 最大90万円
各項目1事業主1回限り
不妊治療・月経(PMS)・更年期症状への対応のための両立支援制度を導入し、対象労働者が5日(回)以上利用した場合に項目別で30万円ずつ助成。最大90万円。健康経営優良法人の認定要件とも親和性が高く、健康経営と組み合わせて取り組むと相乗効果大。
働き方改革——残業削減・年休取得促進・インターバル導入
令和8年4月13日より受付開始。令和8年度から割増賃金率引き上げ加算が新設された。
働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)
上限250万円(賃上げ加算で最大720万円超)
助成率3/4(一定条件で4/5) / 令和8年4月13日〜受付開始
残業削減・年次有給休暇取得促進のための環境整備(就業規則整備・労務管理機器導入・研修等)に取り組む中小企業に助成。令和8年度から賃上げと組み合わせると最大720万円超の大型受給も可能に。割増賃金率5%以上引き上げで25〜100万円加算が新設。
働き方改革推進支援助成金(勤務間インターバル導入コース)
上限100万円
助成率3/4(一定条件で4/5)/ 令和8年4月13日〜受付開始
勤務終了から次の勤務開始まで9時間以上の休息を確保する「勤務間インターバル制度」を新規導入または拡充した事業主に助成。就業規則の改定・専門家費用・労務管理システム導入等が対象。過重労働対策と健康経営の両立に有効。
働き方改革推進支援助成金(業種別課題対応コース)
コース・業種次第(最大100万円+加算)
🆕 所定外労働10時間以上削減:最大100万円を新設
建設業・自動車運転業・医療(病院等)・情報通信業・宿泊業など長時間労働が課題の業種が対象。令和8年度から「所定外労働時間10時間以上削減」で最大100万円が新設された。2024年4月から上限規制が適用された建設・運送・医療業界は特に注目すべき制度。
人材確保・定着——テレワーク・外国人・雇用管理・受動喫煙対策
人材確保等支援助成金の各コース。多様な取り組みが対象で健康経営との相性が高い。
人材確保等支援助成金(テレワークコース)
機器等導入:最大300万円 / 目標達成:35万円
機器等導入助成の助成率:3/4
テレワーク(在宅勤務等)の導入・活用を行った中小企業に、機器導入費・就業規則整備費等を助成。その後、所定外労働時間削減・有給取得率向上等の目標を達成した場合に目標達成助成(35万円)が加算される2段階の制度。
人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)
対象経費の3/4(上限72万円)+目標達成8万円
合計最大80万円
外国人労働者の就労環境整備措置(就業規則の多言語化・相談窓口設置・苦情処理機会の確保等)を新たに導入した事業主に助成。外国人雇用が増える今、健康経営優良法人の認定要件(外国人労働者の就労環境整備)とも連動しやすい制度。
人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)
制度導入:最大57万円 / 目標達成:最大130.5万円
合計最大187.5万円
評価・処遇制度・研修制度・健康づくり制度・メンター制度・短時間正社員制度等を新規導入し対象労働者に実施した場合に助成。離職率を一定以上低下させた場合に目標達成助成が加算。「健康づくり制度」の導入は健康経営優良法人認定の取り組みとも連動。
受動喫煙防止対策助成金
対象経費の3/4(上限200万円)
喫煙室設置・改修工事等が対象
受動喫煙防止のために喫煙室設置等の措置を講じた中小企業に助成。飲食店・接客業は特に活用しやすい。健康経営優良法人の認定要件(受動喫煙対策の実施)に対応でき、認定取得との相乗効果が期待できる。工事費・設備費の3/4が助成対象。
地域独自の助成金・補助金——大阪府・市区町村・近畿他県
国の制度と別枠で各自治体が独自予算で実施する支援制度。同一経費の重複は不可だが、対象経費を分けて組み合わせ申請が可能。
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100社以上のサポート実績を持つリクステップが、計画届から受給まで伴走します。




