会社名
株式会社リクステップ
人材獲得競争が激化する中、多くの企業が注目している採用手法の一つがリファラル採用です。
社員紹介によって候補者を集める仕組みは、採用コストを抑えつつミスマッチを防ぎやすい点で有効です。一方で、規程設計が曖昧なまま始めるとトラブルにつながることがあります。
本記事では、規程が必要な理由、汎用テンプレート、法的・税務的な注意点、運用の壁まで整理します。
紹介報酬の有無や支払いタイミングが曖昧なまま運用すると、「なぜ自分は対象外なのか」といった不満が発生しやすくなります。規程を明文化することで、制度の透明性を確保できます。
紹介報酬の扱いを誤ると法令上の論点が発生します。制度趣旨と運用ルールを規程化し、社内制度としての位置づけを明確にしておくことが重要です。
採用コスト削減、マッチング精度向上、定着率向上など制度目的を定義します。採用業務に直接関与する社員を対象外にするかも先に決めます。
紹介方法は「会社が定める方法」とし、運用詳細は別途運用ガイドへ分離すると変更しやすくなります。紹介候補者も通常選考を経ると明記しましょう。
金額は規程本文に固定せず、別表で管理する方式が安全です。支給条件に「入社後の一定在籍期間」を設けると早期退職リスクに対応できます。
虚偽申告、強引な勧誘、報酬目的のみの紹介などを禁止します。採用不成立、規程違反、過去応募者の再紹介など不支給条件も明確化します。
制度は運用しながら見直す前提です。改定権限や施行日を規程に入れておくと、制度変更時の混乱を減らせます。
※本テンプレートは一般的な参考例です。実際に利用する場合は、就業規則・賃金規程との整合性を必ず確認してください。
第1条(目的) 本規程は、社員による人材紹介を通じて、当社に適した人材の採用を促進することを目的とする。 第2条(対象者) 本制度の対象者は、当社に在籍する社員とする。 ただし、採用業務に直接関与する者は対象外とする。 第3条(紹介方法) 社員は、会社が定める方法により候補者を紹介するものとする。 第4条(紹介報酬) 会社は、所定の条件を満たした場合に、紹介報酬を支給することがある。 第5条(支払時期) 支払時期および条件は、会社が別途定める。 第6条(禁止事項) 虚偽情報の提供、強引な勧誘、その他会社が不適切と判断する行為を禁止する。 第7条(不支給条件) 採用不成立、規程違反等の場合、報酬は支給しない。
社員紹介は社内制度として運用し、高額報酬や常態化により職業紹介業に近い運用と見なされないよう注意が必要です。
現金支給する紹介報酬は、給与所得として扱われるケースが一般的です。給与明細での管理方法を経理と事前に揃えましょう。
既存規程に定めがない報酬制度を新設する場合、就業規則変更に該当する可能性があります。社内手続きの要否を先に確認してください。
規程整備だけでは制度は動きません。社員向け説明、紹介導線の簡素化、成功事例の共有が必要です。
紹介管理、候補者対応、報酬管理で人事工数は増えます。運用体制を設計しないと、採用全体の速度が落ちるリスクがあります。
採用代行(RPO)を活用すれば、規程設計の整理、社員周知、応募者対応、進捗管理まで一括で運用できます。
リクステップは、リファラル採用だけでなく、ダイレクトリクルーティングや媒体運用を含めた採用全体の設計・実行を支援します。企業フェーズに応じて、必要な業務を柔軟に切り出して伴走します。
リファラル採用は、規程設計と運用体制をセットで整えることで成果が出やすくなる採用手法です。まずは汎用テンプレートで制度の骨格を作り、運用しながら改善しましょう。
採用体制の整備から実務運用まで一気通貫で進めたい場合は、リクステップへご相談ください。採用支援サービス詳細はこちら
運用は可能ですが、紹介報酬の扱いが賃金規程や賞与規程に関わる場合は、既存規程との整合性確認が必要です。実運用前に社労士・弁護士へ確認するのが安全です。
一律の正解はありません。職種難易度、採用単価、定着率を踏まえて決めます。まずは固定額を小さく始め、運用データを見て見直す設計が実務的です。
周知頻度、紹介しやすい導線、紹介後のフィードバック速度を見直してください。制度告知だけでなく、月次で成功事例を共有すると活性化しやすくなります。
WRITER
株式会社リクステップ 採用支援チーム
採用制度設計・RPO運用を担当。採用体制の立ち上げから実行改善まで支援。
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