はじめに
規制の厳しい産業は参入障壁が高い一方、一度乗り越えれば強固な競争優位を築けます。AIとSaaSの進化により、規制産業にも革新が起き始めています。
フィンテック:ステーブルコイン規制が切り拓く新時代
ペイメント・証券の「次」
フィンテック第一波が一巡し、投資家は暗号資産・ステーブルコインの実用化に注目しています。
規制整備の進展
GENIUS法・CLARITY法などの議論が進み、規制フレーム整備が追い風になっています。
具体的なユースケース
高利回り預金、資産のトークン化、即時送金、法人向けクロスボーダー決済などが有望です。
リーガルテック:AIが変革する法務の世界
法律業界のデジタル化遅れ
手作業中心の業務が多く、効率化ニーズが高まっています。
Harveyの急成長
契約書レビューや判例分析をAIで支援し、法務ワークフロー全体を効率化しています。
政府の不正検査インフラ
AIで膨大な企業文書を解析し、不正検出を効率化する領域が注目されています。
インシュアテック:保険業界の変革
Tractable
事故車両の画像解析で損害査定を自動化し、査定スピードを劇的に向上させています。
保険金請求の自動審査
請求処理の効率化と不正検知にAIが活用されています。
パラメトリック保険
IoTデータと連動し、条件達成で即時支払いが行われる新モデルが普及しています。
レグテック:規制対応の効率化
AML/KYCの自動化
本人確認や取引監視をAIで支援し、担当者は重要ケースに集中できます。
規制変更のモニタリング
規制当局の発表を自動解析し、影響を可視化するツールが増えています。
規制報告の自動化
レポート作成の自動化でコスト削減とミス防止に寄与します。
投資家が注目する理由
高い参入障壁、データの蓄積によるモート、規制対応に支出が削減されにくいという特性から、規制産業向けSaaSは安定収益と長期成長が見込まれています。
その他の規制産業における機会
エネルギー業界の遵法レポーティング
カーボン会計や排出量報告にAIが活用されています。
医薬品・医療機器の規制対応
申請書類作成や品質管理の効率化が求められています。
食品・農業の安全規制
トレーサビリティや品質異常検知などでAIが活用されています。
リクステップへの応用可能性
金融機関向け社内手続き自動化
申請・審査・レポート作成の効率化に適用できます。
規制業界特化の人材マッチング
資格・要件に合致した人材のマッチング支援が有効です。
金融API・法務データとの連携
外部データ連携基盤を整えることで新規領域への拡張が容易になります。
セキュリティ・認証対応の強化
SOC 2やISO 27001などの認証取得が信頼性向上に直結します。
規制産業スタートアップとの提携
パートナーシップにより付加価値を拡張できます。
今後の展望
DeFiとTradFiの融合、AIによる規制対応の本格活用、規制当局側のデジタル化が進む中、規制産業向けSaaSの需要はさらに拡大します。
結論
規制産業向けSaaSは高い参入障壁と長期的な収益性を持つ市場です。リクステップの強みを活かせば、金融・法務・保険などで十分な価値提供が可能です。
